「手は第二の脳」といわれますが、研究の世界でもあります

中野ラボ

新年明けましておめでとうございます。

サイエンスマスター・中野ラボは、未知を研究することで多くの学びを子どもたちに提供します。

今年もよろしくお願いします。


私の小・中・高校時代の成績

石田は、あいまいですが、小・中・高校とあまりいい成績ではなかったという記憶があります。ただ、私は博士までなりましたので、

いしだ先生
いしだ先生

少しはいい成績だったのでは・・・?

無意識で自分補正がありました。

2024年元旦。20年ぶりに実家でお正月を迎えました。

親と昔の成績の話になり、私の成績表を見ました。当たり前ですが、学校の成績は第三者である先生が公平に評価したものです。

いしだ先生
いしだ先生

見てびっくりしました

私の成績は、科目ごとで凸凹していて、普通より本当にちょっとだけ良いだけで、決して優秀ではありませんでした。

お前はそんなに頭が良くなかったよ

言葉は覚えないし、喋れないし、他の子と比べると明らかに遅れていたから、本気で心配していたよ

当時、私は成績についてあまり気にしていませんでしたが、成績表と親のコメントから成績が悪かったのは事実でした。


海外の先生の勉強量は桁違い

私の大学院時代の先生は、「海外の先生は四六時中勉強している」といつも仰っていました。私もアメリカ時代に各研究室の教授室を覗いていましたが、確かに、祝日・土日も関係なく、朝から晩まで、論文を読んでいましたね。

アメリカの先生は、世界でもトップクラスの頭の良さを持っています。そして、さらに勉強をしているのです。

いしだ先生
いしだ先生

同じ戦い方をしたら研究の世界では絶対に生き残れない・・・

そう思いました。


勉強ができなかったら、研究者として生きてはいけないのか?

「勉強ができなかったら、研究者として生きていけないのか?」を言い換えると次の文になります。

「学校の成績のトップの生徒以外は社会では生きられないでしょうか?」

そんなことないですよね。だって、私たちの社会では多くの色々な人々が活躍していますので。

私は、どこかに盲点があるのではないかと疑っていました。


手は第二の脳

大学院時代の私の先生は、「世界初の発見は論文のどこにも書いていない。日本の研究者は発見で勝負するしかない。」といつも仰っていました。

上述のように私は成績が悪かったです。ですので、私は頭よりも手を動かしました。

いしだ先生
いしだ先生

手を使って、手を使って、手を使って・・・

そうしますと、不思議なのですが手に脳が宿るのです。この人、何言っているの?と思うかも知れませんが、熟練した手が発見のチャンスを感じ、勝手に掴んでくれるのです。

いしだ先生
いしだ先生

本当に不思議な体験でした

でも、これって日本の伝統工芸に近い考え方なのかも知れません。技を磨き続けると、できあがった物のその世界における存在の真贋が分かるのと同じだと思います。

もちろん私は学校教育を否定しているわけではありません。学校で習う基礎はとても大切です。

その基礎(手)を全力で使い切ることによって、私の経験から、本来の頭の能力(学校の成績)を上回ることもあるということです。

すでに社会に出ている方々からしますと、

「よく分かる!」

と共感されると思います。「手は第二の脳」といわれますが、確かにそうだと思います。


誰でも自身に隠れた力があります。そして、誰でも自身を生かすたくさんの選択肢が社会にあります。

サイエンスマスター・中野ラボでは、研究活動を通して子どもたちの才覚の解発、居場所の見つけ方をサポートしています。


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