2024年1月28日(日)、サイエンスマスター・中野ラボでの研究の様子

中野ラボ

前回の終わりのとき、「次回は外で」とサイエンスマスターに参加されているお子さんと約束をしていました。とても楽しみにしていたようですね。

今日は約束通り外へ出かけました。


東京都中野区は都心ですので、周囲を見回してみますと、舗装された道路やビルが多いですね。それでも、場所によっては都心でも身近なところに緑が残っています。

「外」となりますと、フィールドワークの得意なこうぞう先生の出番です。お子さんに一つひとつ丁寧に説明してくれました。

私たちの頭上には、青空バックのイイギリの実が見られました。


関東地方は、地形や気温から広葉樹のイメージですが、それは見方が偏っていますね。私たちの周りには、針葉樹もあります。

ここにサワラとヒノキがあります。葉も樹皮も似ていますが、よ~く見ますと違いがあります。

こうぞう先生
こうぞう先生

どちらがサワラで、どちらがヒノキか分かりますか?

こうぞう先生
こうぞう先生

X字形の白い気孔帯が見えるのがサワラ、Y字形の白い気孔帯が見えるのがヒノキです

似ていますけれども、観察しますと違いますね。


広葉樹が身近にまったくないわけではありません。大きな緑色の葉がありました。

ひっくり返して葉の裏を見ますと、なんだか白っぽいです。

こうぞう先生
こうぞう先生

これは、ウラジロといいいます

春になったら、もふもふの新芽もでるんですよ


地面は枯れ葉でふわふわです。お子さんは、そのふわふわの中から変わった形のものを見つけました。

こうぞう先生
こうぞう先生

これは、ヒマラヤスギから落ちたものですね

今は真冬ですが、もう少し早い時期に観察に来ましたら、大型の松ぼっくりも見られましたよ


地面を少し枝で掘りますと、ふわふわの枯れ葉の下は柔らかそうな土がでてきました。ホタルミミズを探しましたが、今回は見つかりませんでしたね。


私たちの頭上には、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、足元にはウグイス、キジバト、ドバトが見られました。一瞬でしたが、外来種のワカケホンセイインコが3羽が通過しました。


今日はいつもの中野ラボから飛び出して、外の世界を楽しんできました。

植物観察をしますと、私たちの近くにはいろいろな針葉樹、広葉樹があることが分かりました。都心の冬は、雨が降りませんが、枯れ葉で覆われた土はふわふわでした。

サイエンスマスター・中野ラボでは、近いうちにバードウォッチングイベントをします。その予行練習もできましたね。

来週から、また論文執筆です。「考察」と「緒言」が残っていますので、一つずつ終わらせていきたいと思います。


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