2023年3月5日(日)、サイエンスマスター・中野ラボの無料体験塾の様子

イベント

参加された生徒さんは、植物、特に食虫植物に興味を持っています。いきなり核心の食虫植物の話題に入る前に、植物を科学するために分類について座学をおこないました。

分類の中で、今回は木と草の違いについて学びました。

こうぞう先生
こうぞう先生

私たちの身近には木も草もあります

それでは、どこからどこまでが木で、どこからどこまで草でしょうか?

生徒さん
生徒さん

う〜ん

こうぞう先生
こうぞう先生

よくよく考えますと難しいですね

こうぞう先生
こうぞう先生

木も草も初めは柔らかいです

でも、生長したあとはどうなるでしょうか?

生徒さん
生徒さん

木の茎は硬くなっていくし、草はそのままのような硬さのはず・・・

こうぞう先生
こうぞう先生

そうですね

例外もありますが、簡単に分けてしまいますと、木は成長すると茎が太く硬くなり、草はその逆ということになります

こうぞう先生
こうぞう先生

補足すると、木に似ていて違うものもあります

どんなものがありますか?

生徒さん
生徒さん

う〜ん

タケかな?

こうぞう先生
こうぞう先生

正解!

それ以外にヤシもありますね

中野ラボでは植物の形態的特徴からの分け方について、このような授業をしました。


さて、科学は座学だけでは不十分です。得られた知識を実践的に理解するために、私たちは外へ出かけ、実際の木を観察しました。

曇り空で少し肌寒かったですが、私たちは公園へ行きました。

公園の木は大切に管理されているのですが、ときどき寿命がきて枯れてしまいます。

こうぞう先生
こうぞう先生

木を枯れたままにしているとどうなるかな?

生徒さん
生徒さん

枯れた木が倒れてきて危ないと思います

こうぞう先生
こうぞう先生

そうですね

ですので、可哀想ですが、私たちが危険になる前に伐採しなければなりません

さて、公園にはケヤキの大木の伐採跡がありました。私たちはその横断面を観察してみました。

先ほど、木と草の違いについて学びましたが、両者は植物です。共通する部分もあります。

小学校に入ってから習うのですが、サイエンスマスター・中野ラボでは先取りして勉強します。

ここでは、ケヤキの横断面を使って、もう少し細かく木の幹の構造について説明しました。

こうぞう先生
こうぞう先生

植物には水を運ぶ道管、栄養を運ぶ師管があります

これらの運搬の役割を果たしている構造を維管束といい、道管と師管の間の構造部分を形成層といいます

生徒さんはメモをとっていました。

こうぞう先生
こうぞう先生

ここで質問です

このケヤキは最後は枯れてしまいましたが、その直前はどのような健康状態だったでしょうか?

生徒さんは、じっくりと枯れたケヤキの横断面を観察しました。

生徒さん
生徒さん

断面に新しい根っこがあります

不定根だと思いますので、これらを出して頑張ってケヤキは立っていたのだと思います


生徒さんの100点満点の回答に私も驚かされました。

今回のサイエンスマスター・中野ラボ無料体験塾では、植物の分類について学び、座学では木と草の違い、野外では幹の構造について学びました。

今後は、回を重ねながら、植物学についてより深く学んでいきます。


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