参加された生徒さんは、植物、特に食虫植物に興味を持っています。いきなり核心の食虫植物の話題に入る前に、植物を科学するために分類について座学をおこないました。
分類の中で、今回は木と草の違いについて学びました。
私たちの身近には木も草もあります
それでは、どこからどこまでが木で、どこからどこまで草でしょうか?
う〜ん
よくよく考えますと難しいですね
木も草も初めは柔らかいです
でも、生長したあとはどうなるでしょうか?
木の茎は硬くなっていくし、草はそのままのような硬さのはず・・・
そうですね
例外もありますが、簡単に分けてしまいますと、木は成長すると茎が太く硬くなり、草はその逆ということになります
補足すると、木に似ていて違うものもあります
どんなものがありますか?
う〜ん
タケかな?
正解!
それ以外にヤシもありますね
中野ラボでは植物の形態的特徴からの分け方について、このような授業をしました。
さて、科学は座学だけでは不十分です。得られた知識を実践的に理解するために、私たちは外へ出かけ、実際の木を観察しました。
曇り空で少し肌寒かったですが、私たちは公園へ行きました。
公園の木は大切に管理されているのですが、ときどき寿命がきて枯れてしまいます。
木を枯れたままにしているとどうなるかな?
枯れた木が倒れてきて危ないと思います
そうですね
ですので、可哀想ですが、私たちが危険になる前に伐採しなければなりません
さて、公園にはケヤキの大木の伐採跡がありました。私たちはその横断面を観察してみました。
先ほど、木と草の違いについて学びましたが、両者は植物です。共通する部分もあります。
小学校に入ってから習うのですが、サイエンスマスター・中野ラボでは先取りして勉強します。
ここでは、ケヤキの横断面を使って、もう少し細かく木の幹の構造について説明しました。
植物には水を運ぶ道管、栄養を運ぶ師管があります
これらの運搬の役割を果たしている構造を維管束といい、道管と師管の間の構造部分を形成層といいます
生徒さんはメモをとっていました。
ここで質問です
このケヤキは最後は枯れてしまいましたが、その直前はどのような健康状態だったでしょうか?
生徒さんは、じっくりと枯れたケヤキの横断面を観察しました。
断面に新しい根っこがあります
不定根だと思いますので、これらを出して頑張ってケヤキは立っていたのだと思います
生徒さんの100点満点の回答に私も驚かされました。
今回のサイエンスマスター・中野ラボ無料体験塾では、植物の分類について学び、座学では木と草の違い、野外では幹の構造について学びました。
今後は、回を重ねながら、植物学についてより深く学んでいきます。
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