2023年3月中旬、サイエンスマスター・中野ラボのこうぞう先生は、勉強のため、八丈島へ行ってきました

その他

サイエンスマスター・中野ラボの講師をしている、こうぞう先生です。みなさんは、八丈島を知っているでしょうか?

八丈島は、東京都に属しており、都心から南に300 km離れたところにあるひょうたんのような形をした島です。伊豆諸島について、小学校の授業で習っているかもしれませんね。


八丈島とサイエンスマスター・中野ラボとのつながりを説明します。

サイエンスマスターは、未知のもの(答えがわかっていないもの)を探求する、本物の科学教育プログラムです。小学校で習うすべての科目の知識、科学的思考だけでなく、参加される子どもたち個々の長所、それぞれの個が集まったチーム(社会)の価値を学びます。

その教育プログラムは、八丈島の八丈サイエンスクラブから生まれました。

八丈サイエンスクラブ

さて、八丈島は、私にとっても縁のある土地です。実は、昔、私は八丈島に住んでいて、自然ガイドの仕事をしていました。

今回は勉強のため、久しぶりに八丈島へ行きました。

ハチジョウキブシStachyurus praecox Siebold et Zucc. var. matsuzakii (Nakai) Makino ex H.Haraを撮影する私

はじめに、私がガイド時代にお客様をご案内したポットホールへ行きました。

私は、シダ植物や草本から樹木までの植物に魅了され、フィールドワークを中心に、勉強してきました。ポットホールは、八丈島でもシダ植物の宝庫です。昔を思い出し、散策しました。

ポットホール
オオカナワラビArachniodes amabilis var.fimbriata 

次はヘゴの森へ行きました。

ヘゴの森ガイドウォーク
ヘゴの森遊歩道ガイドウォークの説明、予約方法、注意点など。

現在、ヘゴの森のツアーは数人のガイドさんたちで運営されています。

こうぞう先生
こうぞう先生

実は、私、ヘゴの森の初代のガイドだったんですよ

私はヘゴの森の準備段階から関わっていました

ヘゴの森

ヘゴの森では、普通に歩いているだけでも身近にシダ植物が見られます。今は、3月中旬ですので、マムシグサの仲間のシマテンナンショウとハチジョウテンナンショウが咲いていました。

シマテンナンショウArisaema negishii Makino
ハチジョウテンナンショウArisaema hatizyoense Nakai.

このコブラの頭のようなものは、花に見えますね。これは仏炎苞とよばれ、本物の花の部分はこの中にあります。蛇の頭のような形をしていますので、英語ではテンナンショウをcobra lilyとよばれることもあります。


写真には掲載しませんが、たくさんの樹木、草本、シダ植物を楽しみ、再び学んできました。八丈島の自然の中でサイエンスマスターの講義もしたいですね。

今回の勉強をサイエンスマスター・中野ラボに持ち帰り、講義の内容をより面白く、より深くしたいと思います。


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